手術について

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手術実績

2022年1月から12月までの手術実績総件数 1,330件

主な手術の内訳
脊椎
95件
頸椎(前方固定術、椎弓形成術など) 10件
腰椎(ヘルニア摘出術、固定術、椎弓形成術など) 85件
膝関節
293件
人工関節全置換手術(TKA) 112件
人工関節単顆置換術(UKA) 38件
矯正骨切り術 23件
関節鏡視下手術(単独、併用含む) 112件
膝靭帯断裂再建術 8件
股関節
32件
人工関節置換術(THA) 32件
肩関節
59件
腱板断裂修復術 59件
手外科
493件
ばね指、腱鞘切開術
(うち経皮的切開術(安永法))
324件369指
(303件348指)
手根管開放術 145件
母指CM関節などの関節形成術 24件
外傷
169件
上肢(鎖骨、肩関節、上腕骨、肘関節、前腕骨、手の骨折など) 121件
下肢(大腿骨、膝関節、下腿骨、足の骨折など) 48件
その他
189件
上肢(腱縫合・再建術、神経縫合・剥離術など) 30件
下肢(アキレス腱縫合、外反母趾手術、関節固定術など) 25件
腫瘍摘出術(骨、軟部) 36件
手術後の内固定材料抜去術 98件

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本院で多い小侵襲手術

ばね指
ばね指とは一種の腱鞘炎で、指の屈伸の際、手のひらの痛みや引っかかりがおこるもので、使いすぎ、血液透析の方、更年期の女性、あるいは男性でも一人で何本の指に生じるなど、原因にはさまざまな要因がありますが不明な点も多くあります。病変は腱を囲むトンネルの一番手前で生じます(稀にその先でもおこります)。 1983年に安永が経皮的腱鞘切開法を発表以来、切開刀の改良を加え、本院では記録が残る1996年から2022年末まで、4000例以上の手術を行っております。 局所麻酔下に2mm程度の皮膚切開で、3分間程度で終了します。3日間、水に濡らさないことが必要です。多くの方はこの方法で治りますが、稀に従来の方法で追加手術する場合もあります。
手根管症候群
手根管症候群とは手首の中を通る正中神経の圧迫による障害で、親指から薬指(親指側の半分)までの4本の指にしびれが生じ、進行すると親指の基部の筋肉の一部が痩せてきます。原因は神経の下を通る腱の腱鞘炎が主体であり、ばね指を合併する方や時期を前後しての発症の方も多くおられます。 外来日帰り手術で、局所麻酔下に1cm程度の皮膚切開下にトンネルの表層にある靭帯を内視鏡下に切離するもので、およそ10分間で終わります。 しびれの回復には人それぞれに一定の日数がかかりますが、手術前の電気検査の数値が目安になります。筋肉の委縮が高度の方は回復しないこともあり、必要な方には腱移行術という機能再建手術を行っています。
手の骨折
日帰り手術を原則とします。およその手、指の骨折は切開せずに経皮的に鋼線を通し、早期の運動を開始します。折れ方、場所によっては小ネジを用います。 手首は骨折しやすい箇所の一つで、日帰り手術として経皮的に鋼線で固定することもしますが、近年、機能回復に有用な方法として、ネジ、プレートで正確にしっかり固定し、早期の運動を始める方法が主流となっており、このときは麻酔のため短期間の入院が必要です。
鎖骨骨折
鎖骨骨折そのものはありふれた骨折の一つといえますが、治療法は手術をしない保存的治療から金属で固定する手術治療まであります。 安永は1983年に経皮的に鋼線を刺入固定する方法を発表し、新鮮例に対して250例に行ってきました。手術時間は10分くらいで終了し、何よりすぐれていることは体表面に手術の癩痕が残らず、骨折部の変形の発生が避けられることにあります。

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そのほかの主な標準手術

脊椎
頚椎、腰椎など高機能顕微鏡下に安全かつ低侵襲手術を心がけ、早期離床、社会復帰を目指しております。
関節
股、膝、肘、肩関節などの高度の変形性関節症に対しては人工関節置換を、あるいは膝関節に対して骨切り術を選択します。関節鏡手術は膝関節を中心に行っています。肩の腱板断裂に対しては疼痛、可動域制限を目安に修復術を行っています。

ほか四肢外傷、神経障害、外反母趾、腫瘍など幅広く、対応可能な限り取り扱っております。

付記:
手の特殊な麻痺の一つに骨間神経麻痺という稀な疾患があります。その病態は神経のある箇所でくびれることがわかっておりますが、未だ原因を含め不明な点の多い疾患のため、2012年、厚生労働科学研究として多施設の研究班が発足しました。本院でもその一助を担うべく治療を含め力を注いでおります。疑わしい場合を含め、診察をお受けしています。

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